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猫を飼い始めて最初に悩む大きなテーマのひとつが、トイレ選びです。
- 固まる砂を使う普通のトイレにするべきか
- シートで管理するシステムトイレにするべきか
ネットで調べても意見はバラバラで、「どっちが正解なの?」と思っている方も多いはずです。
わが家では現在、猫4匹を多頭飼いしています。両方のトイレを実際に導入して、猫たちの反応を観察してきた結論をお伝えします。
結論を先にお伝えすると——
人間にとってはシステムトイレが楽。猫にとっては普通のトイレが圧倒的に人気でした。
そして最終的にわが家が行き着いたのは、**どちらかに統一するのではなく、両方を置く「併用スタイル」**です。なぜそうなったのか、順を追って説明します。
この記事でわかること
- どちらのトイレを選ぶべきかの判断基準
- システムトイレと普通のトイレ、それぞれのメリット・デメリット
- 猫がシステムトイレより普通のトイレを好む理由(習性から解説)
- わが家の猫3匹がどちらを選んだかの実体験
- 多頭飼いにおすすめの「両方置き」スタイルのメリット
結論を先にお伝えすると——
人間にとってはシステムトイレが楽。猫にとっては普通のトイレが圧倒的に人気でした。
そして最終的にわが家が行き着いたのは、どちらかに統一するのではなく、**両方を置く「併用スタイル」**です。なぜそうなったのか、順を追って説明します。
まず2種類のトイレの基本的な違いを整理する
普通のトイレ(固まる砂タイプ)
固まる猫砂をトレーに敷き、おしっこやうんちをするたびにスコップですくって捨てる。最もオーソドックスなスタイルです。
砂の種類はシリカゲル・紙・鉱物系などさまざまありますが、最も広く使われているのが「固まるタイプの鉱物系・シリカゲル系」です。
システムトイレ
二層構造になっており、上段にプラスチック製の大粒ペレット(猫砂)、下段に吸収シートを敷く仕組みです。
おしっこはペレットをすり抜けてシートが吸収するため、毎回すくい取る必要がなく、シートを数日に1回交換するだけで管理できます。
システムトイレのメリット:人間にとって圧倒的に楽
おしっこの処理が不要になる
普通のトイレでは、おしっこが固まるたびに確認してスコップですくって捨てる作業を毎日繰り返すことになります。
システムトイレはこの「おしっこのたびにすくう」作業がまるごとなくなります。
シートを週に2〜3回交換するだけでよく、多頭飼いの場合はこの差が特に大きく感じられます。
アンモニア臭が広がりにくい
おしっこが砂に残らず即座にシートに吸収されるため、アンモニア臭が空気中に広がりにくいのも特徴です。
「部屋のにおいが気になる」という人には、システムトイレのほうが向いています。
忙しい日でも最低限の管理で済む
うんちは毎回取り除く必要がありますが、おしっこの管理がほぼ不要なぶん、忙しい日や体調が悪い日でも「最低限これだけやれば大丈夫」という状態が保てます。
システムトイレのメリットまとめ
- おしっこのたびにすくう作業がなくなる
- アンモニア臭が広がりにくい
- シート交換だけで管理できる(週2〜3回)
- 忙しい日でも最低限の管理で済む
わが家で使っているシステムトイレ:デオトイレ(ユニ・チャーム)
システムトイレを検討するなら、国内シェアNo.1の**デオトイレ(ユニ・チャーム)**が定番です。
消臭・抗菌サンドがおしっこをすばやく下層へ通過させ、専用シートが1週間分のおしっこを吸収・消臭する仕組みになっています。
「締め切った部屋でもにおわない」という消費者テストで84.8%が効果を実感しており、実際にわが家でも使っていてにおいが気になったことはありません。
サイズ展開も豊富で、子猫〜5kg・ハーフカバー・フード付き・快適ワイドなど体格や好みに合わせて選べます。まずシステムトイレを試してみたい方には、ハーフカバーがおすすめです。
システムトイレのデメリット:猫が好まないケースが多い
メリットが大きいシステムトイレですが、実際に使ってみてわかった問題があります。それは**「人間が楽でも、猫が気に入らないことがある」**という点です。
なぜ猫はシステムトイレを好まないことがあるのか
猫がトイレに求めるものは、習性と深く結びついています。
① 砂の感触が違う
猫は本来、砂や土の上でトイレをする動物です。
足裏に感じる砂のサラサラした感触が「ここでトイレをしていい場所だ」というサインになっています。
システムトイレのペレットは粒が大きく硬いため、この感触が自然の砂とかけ離れています。
② 掘って隠す行動がやりにくい
猫は排泄後に砂をかけて匂いを隠す習性があります。
これは外敵に存在を知られないための本能的な防衛行動です。固まる砂なら思い切り掘って隠せますが、システムトイレのペレットは硬くて大粒なため、この動作がうまくできません。
「なんとなく落ち着かない」という感覚につながりやすいです。
③ においを自分でコントロールできない
猫は砂で排泄物を覆い隠すことでにおいをコントロールしています。
システムトイレではこれがやりにくく、猫によっては「安心してトイレできない場所」と感じてしまうことがあります。
猫がシステムトイレを好まない3つの理由
- ペレットの感触が自然の砂と違う
- 掘って隠す行動がやりにくい
- においを自分でコントロールできない
実際にわが家の猫3匹はどちらを選んだか
最初はシステムトイレだけを使用していましたが、試しに普通のトイレを1台追加してみたところ、猫たちの反応に明らかな差が出ました。
結果:ほぼ全員が普通のトイレを選んだ
わが家の猫3匹の使い分け結果
- うんちは3匹全員が普通のトイレのみを使用
- おしっこも、普通のトイレの使用頻度が圧倒的に多い
- システムトイレをおしっこで使うのは1匹のみ
これはかなりはっきりした結果でした。
猫の行動を観察していると、普通のトイレでは砂を念入りに掘って用を足し、その後もしっかり砂をかけて隠す。
一方でシステムトイレを使う場合は、入ってすぐ済ませてさっと出てくる——という違いがありました。猫にとっての「快適さ」が、行動ににじみ出ていると感じました。
普通のトイレのデメリット:人間の手間は確実に増える
猫に人気の普通のトイレですが、使う側の手間は正直かかります。
毎日のすくい取り作業
おしっこが固まるたびに確認してすくう作業が必要です。
猫が多いほどこの回数が増え、多頭飼いでは1日に5〜10回スコップを持つこともあります。
砂の飛び散り
猫が砂を掘る際に、トイレの外に砂が飛び出します。肉球に砂が挟まって持ち出されることもあり、床の掃除が必要になります。
ただし——下痢のときの処理は普通のトイレが圧倒的に楽
固まる砂であれば水分をある程度吸収してまとまるため、スコップで処理できます。システムトイレの場合、下痢はペレットに付着してしまい洗い流す必要が生じます。
体調不良のケアが必要な状況では、普通のトイレのほうが圧倒的に対応しやすいです。
わが家で使っている普通のトイレ:ステンレストイレ
固まる砂と組み合わせて使う普通のトイレとして、わが家ではステンレス製のトイレを愛用しています。
一般的なプラスチック製トイレとの最大の違いは、においや汚れがトレーに染み付きにくい点です。プラスチックは使い続けるうちに細かい傷がつき、そこに雑菌が繁殖してにおいが取れなくなっていきます。
ステンレスはそもそも傷がつきにくく、雑菌の繁殖も防ぎやすいため、清潔な状態を長く保てます。
また塩素系漂白剤でしっかり洗えるため、丸洗いするときの衛生面でも安心です。長く使えることを考えると、コスパも悪くありません。
2種類を比較するとこうなる
| 普通のトイレ(固まる砂) | システムトイレ | |
|---|---|---|
| 掃除の頻度 | 毎日(複数回) | シート交換のみ(週2〜3回) |
| 人間の手間 | 多い | 少ない |
| 猫の満足度 | 高い | 猫による |
| においの管理 | 砂次第 | 比較的抑えやすい |
| 下痢時の処理 | 楽 | 大変 |
| 砂の飛び散り | ある | ほぼなし |
わが家が行き着いた結論:「両方置く」スタイル
試行錯誤の末、現在のわが家は固まるトイレ2台+システムトイレ2台という構成に落ち着いています。
この構成にした理由
- 猫の満足度は固まるトイレで確保する
- 人間の負担はシステムトイレで一部軽減する
- 猫が自分で用途を使い分けてくれる
- どちらかに統一する必要がない
実際に観察していると、猫たちは自然と使い分けをしています。無理に統一しようとするより、猫の好みに任せた結果がいちばんうまくいっています。
どちらを選ぶか迷っている方へ
まず1台だけ選ぶなら、普通のトイレをおすすめします。
理由は、猫が好む確率が高いからです。システムトイレは人間にとって楽ですが、猫が気に入らなければトイレを避けるようになり、粗相につながるリスクがあります。
まず猫が使いやすいトイレを確保することが優先です。
トイレ選びのおすすめの考え方
- 最初から決め打ちしない
- まず普通のトイレを1台用意する
- 余裕があれば両方置いて猫の好みを観察する
- 好みがわかってから構成を決めると無駄がない
まとめ
猫トイレに「これが正解」という万能の答えはありませんが、実体験から言えることをまとめます。
人間にとっての楽さ → システムトイレが優れている
猫にとっての快適さ → 普通のトイレ(固まる砂)が圧倒的に人気
最もバランスがいいスタイル → 両方を置いて猫に選ばせる
トイレを選ぶときは「自分が楽かどうか」と同時に「猫が気持ちよく使えるか」の両方を考えてみてください。猫がストレスなくトイレを使えることが、長い目で見たときの一番のコツです。
この記事は、猫4匹と暮らす筆者が両方のトイレを実際に使用した体験をもとに執筆しています。


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