猫のあごに、黒いポツポツを見つけたことはありませんか?
「汚れかな?」「拭けば取れるかも」と思って見てみたけれど、なかなか取れず、だんだん不安になってきた……。
実はそれ、猫の顎ニキビかもしれません。
顎ニキビと聞くと、
「成猫にできるもの」
「お手入れ不足が原因なのでは?」
と思われがちですが、子猫でもできることがあります。
うちの子も、生後半年ほどの頃に顎ニキビができました。
まだ子猫だったこともあり、「なぜ今?」「原因は何?」と悩んだのを覚えています。
しかも同じ時期に下痢も続いていて、体調全体が関係しているのかもしれない、と考えるようになりました。
この記事では、
- 猫の顎ニキビとはどんなものなのか
- どんな原因で起こりやすいのか
- 実際に体験して感じたこと
を、猫と暮らし始めたばかりの方にも分かりやすくまとめています。
「これって病院に行くべき?」
「様子見でいいの?」
そんな不安を感じている方が、少し安心できる内容になればうれしいです。
猫の顎ニキビってなに?

猫の顎ニキビとは、あご周りの毛穴に皮脂や汚れが詰まって起こる皮膚トラブルのことです。
正式には「猫アクネ」と呼ばれることもあり、人間のニキビとよく似た仕組みでできます。
見た目としては、
- あごに黒いポツポツが出る
- ゴマのような黒い点が毛穴に詰まっている
- 触るとザラザラしている
といった症状が多く、初期は痛みやかゆみがほとんどありません。
そのため、
「汚れかな?」
「拭けば取れるかも」
と見過ごされやすいのも特徴です。
ただ、放置してしまうと、
- 赤く腫れる
- かさぶたになる
- 炎症を起こして膿が出る
と悪化することもあり、早めに気づいてあげることが大切です。
猫の顎ニキビの主な原因
猫の顎ニキビは、ひとつの原因だけで起こることは少なく、いくつかの要因が重なって起こると言われています。
ここでは、代表的な原因をまとめます。
食器の素材や清潔さ
顎ニキビの原因としてよく挙げられるのが、フード皿・水皿の影響です。
特に、
- プラスチック製の食器
- 傷がついている食器
- 洗っていてもぬめりが残りやすいもの
は、雑菌が繁殖しやすく、あごに刺激を与えてしまうことがあります。
食事のたびにあごが触れる場所なので、
小さな汚れの積み重ねが、ニキビにつながることも珍しくありません。
あご周りの皮脂分泌が多い
猫のあごには、もともと皮脂腺が多く集まっています。
- 成長期
- 思春期
- 体質
などによって皮脂の分泌が増えると、
毛穴が詰まりやすくなり、顎ニキビができやすくなります。
これは成猫だけでなく、
子猫でも起こることがあるという点は、意外と知られていません。
食べかす・よだれによる汚れ
ウェットフードや水分量の多いごはんを食べたあと、
- あごが濡れたまま
- 食べかすがついたまま
になっていると、雑菌が増えやすい状態になります。
特に、
- 食べ方が勢いのある猫
- 口が小さい猫
は、あごが汚れやすく、顎ニキビができやすい傾向があります。
グルーミング不足
猫はきれい好きな動物ですが、
あごの下は意外と自分で舐めにくい場所です。
そのため、
- 成長途中の子猫
- 体調が万全でないとき
- ストレスがあるとき
などは、グルーミングが不十分になり、汚れがたまりやすくなります。
体調不良・腸内環境の乱れ・ストレス
皮膚トラブルは、体の内側の不調が影響していることもあります。
- 下痢が続いている
- 食欲にムラがある
- 環境の変化があった
こうした状態が続くと、
免疫力やホルモンバランスが乱れ、顎ニキビとして表に出ることもあります。
原因がはっきりしないケースも多い
実際のところ、
「これが原因です」と断定できないケースも少なくありません。
きちんとお世話をしていても、
- 成長のタイミング
- 体質
- 一時的な体調の変化
によって、顎ニキビができてしまうことはあります。
だからこそ、
「自分のせいかも」と必要以上に悩まなくて大丈夫です。
生後半年の子猫にできた、うつの顎ニキビ体験
うちの子も、生後半年くらいの頃に顎ニキビができたことがあります。
あごの下をふと見たときに、黒いポツポツがあるのに気づいて、「あれ?汚れてる?」と思ったのが最初でした。
ウェットティッシュで軽く拭いてみても取れず、
よく見ると、毛穴に詰まっているような黒い点。
その時点でようやく「これってもしかしてニキビなのかな?」と不安になりました。
ただ、原因については正直よく分かりませんでした。
食器は毎日洗っていましたし、特別に不衛生な環境でもなかったと思います。
生活リズムが大きく変わった時期でもなかったので、「どうして今なんだろう」という気持ちの方が強かったです。
獣医さんから聞いた「思春期ニキビ」の話
心配になって動物病院で診てもらったところ、
獣医さんから言われたのが、
猫のニキビは、人間と同じように思春期の時期にできることがあります
という言葉でした。
正直、「え?もう思春期?」と少し驚きました。
というのも、うつはまだ子猫で、見た目も行動も幼さが残っていたからです。
でも、
- 成長途中でホルモンバランスが変わる
- 皮脂の分泌が一時的に増える
こうしたことが原因で、年齢に関係なく顎ニキビができることがあるそうです。
「成猫だけのトラブルじゃないんだ」と知って、
少し安心したのを覚えています。
同じ時期に続いていた下痢も気になった
ちょうどその頃、もうひとつ気になっていたことがありました。
それが、下痢が続いていたことです。
はっきりした原因は分からなかったのですが、
- お腹の調子が安定していなかった
- 腸内環境があまり良くなかった
という可能性はあったと思います。
そのため私は、
「体の内側の不調が、皮膚にも出ていたのかな」
「腸内環境の乱れと、顎ニキビは関係していたのかも」
と感じるようになりました。
猫は言葉で不調を伝えられない分、
皮膚や被毛、うんちの状態などにサインが出ることがあります。
今振り返ると、顎ニキビもそのひとつだったのかもしれません。
病院の塗り薬で、約1週間で改善
うつの場合は、病院で処方された塗り薬を使いました。
強くこすったり、自己判断で市販品を使ったりはせず、
獣医さんの指示通りに、やさしく塗るだけ。
すると、
- 赤く腫れることもなく
- ひどくなることもなく
1週間ほどで、顎ニキビはきれいに治りました。
「もっと長引くかも」と覚悟していたので、
思っていたより早く改善して、正直ホッとしました。
その後は再発なし。下痢も去勢後に落ち着いた
ありがたいことに、
それ以降、顎ニキビができることは一度もありません。
また、当時気になっていた下痢についても、
去勢手術をした後から自然と治まりました。
医学的にどこまで関係があったのかは分かりませんが、
- 成長に伴って体が安定した
- ホルモンバランスが落ち着いた
といったことが、結果的に良い方向に働いたのかもしれません。
子猫でも顎ニキビはできる、という実体験から思うこと
この経験を通して感じたのは、
- 顎ニキビは成猫だけのものではない
- 子猫でも、成長や体調の影響でできることがある
ということです。
「まだ子猫なのに、ニキビなんて…」
「お世話の仕方が悪かったのかな…」
そう不安になる気持ちは、とてもよく分かります。
でも実際は、誰のせいでもなく、成長過程で起こることもあるのだと思います。
早めに病院で診てもらい、
無理な自己ケアをせず、正しい対応をすれば、
意外とあっさり治るケースもあるということを教えてくれました。


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